耐油袋の今後の問題について
耐油紙の製造過程で出るPFASとは
「PFAS」とは、炭素とフッ素の原子を持つ化学物質の総称です。 薬品に強い、燃えにくい、電気を通さないなど多くの特徴を持つPFASは、暮らしや産業の様々な場面で活用されています。焦げ付きにくいフライパンなどもそうです。
パン屋さんでは耐油紙袋を作る際に利用されています。ですが、近年、環境汚染、人体への影響配慮から大手食品会社は脱PFASを掲げています。
PFAS減産➡生産終了へ進む可能性あり
一部メーカーはPFASの生産終了を打ち出しています。思った以上に急速に進んでいる気がします。今後はパン屋さんで利用される耐油紙はフッ素が使用されていないタイプの耐油紙が登場してきそうです。
ここでパン屋さんのお客様にお伝えしたいことがございます。
ノンフッ素耐油紙が登場したが、、、
今後ノンフッ素耐油紙(NF耐油紙)の袋を販売してきますが、通気性は、従来の耐油紙袋と比べ、悪くなります。(サクサク感が落ちる可能性あり)また、ノンフッ素タイプは、従来より耐油の性能がどうしても落ちてしまいます。現状は同レベルの耐油紙はない状況です。
こちらのノンフッ素耐油紙は、油の種類によって、染み出るものとそうでないものがあることが推察されます。
上記によりレジ袋有料化になった今、マイバックにいれることにより様々な問題も発生する可能性があります。
パンの包装工場としては、能力値の高い、耐油紙を紙メーカーと打ち合わせをしながらよりよい包装資材のご提案と情報発信に努めて参りたいと考えています。