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こんなパッケージに見たことないっ、新たな印刷の可能性!?

パン屋さんパッケージに見たことないっ、新たな印刷の可能性!?

いつもありがとうございます。

先日のことですが、テレビで生ビールのCMをみました。

背景はモノトーン調(白黒)なのですが、ビールが金色に光っています。

ビールの黄金色が存在感を増し、背景がモノトーンになっていることでのギャップでとても特別なビールに見えました。

ハッキリ見えることだけが全てではなかった

すりガラスの写真

フィルム印刷会社でありがちですが、ハッキリ印刷でないとクレームが出ることが多いので、

ハッキリさせることにいつの間にか縛られてしまうことに気が付きました。

表現はハッキリさせるだけじゃない、ワザとぼかしたりすることがあって、

見えなかった何かが見えてくることがあるんだなあと。

問題山積ハッキリしないインク探し

カラフルなインクの写真

まずハッキリさせないためのインクをインクメーカーに相談したところ、

結論、使えるものは出てきませんでした。

そこでマットでスリガラスのようなインクが可能か確認したところ、

製造できないわけではないとの回答がありました。

しかしながら、ベーカリーで使用する、IPPフィルムにはメーカーも使用実績がなく十分なテストを行ってほしいと連絡がありました。

想像させる世界へ

インクの改良も終わり、ようやく表現できるようになりました。

マットな世界。プリントした部分がまるでスリガラスのようにプリントすることができました。

このようにスリガラスとして店名などをさりげなくプリントすることもできますし、通常の印刷艶を上塗りで落ち着かせることもできます。

使い方、デザイン、ロゴによっては、濃淡でしか押し引きが図れなかった印刷に、濃淡+マットという奥行きのある新しい世界の表現が可能になりました。

このような表現でどこかでお力になれることがあれば嬉しいなあと、、

自分は、ワクワクして、書いてみましたが、皆様はいかがだったでしょうか? それでは今回の記事、ご一読いただきましてありがとうございました。